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華麗なる一族 第4話 悲しき裏切り あらすじ&感想 [TV]

公式によるとこのドラマって「群像劇」らしいんですけど、いまの時点では大介以外の個々の人間の描き方が平坦で単調なんじゃないでしょーか・・・

鉄平の存在感がどんどん薄くなっていくのはナゼだろう・・・。
たぶん言ってることがすべてキレイゴトすぎるから人間味が感じられないんだわ。
原作どおりなのかな、これって。

相子(鈴木京香)も美馬(仲村トオル)も、単に冷酷な野心家っていうステレオタイプの人間としてしか描かれていないので、万俵大介(北大路欣也)のダークサイド部分を表現するときの相手役としてしか機能していないし。

思ったんだけど、やっぱり主役は万俵大介しかありえないですよ。スター・ウォーズでも魅力的なのはやっぱりダース・ベイダーだもん。ルークや鉄平みたいな正義漢で怒りっぽくて一本気で頑張りやさんってだけのキャラじゃやっぱりあのダークな悪の魅力には負けてます。

今回の北大路欣也さんも良かったわー。
とくに鉄平の義父・大川大臣(西田敏行)を切り捨てることを決断したシーン。
黒電話を切った「チン」という音が、そのままキーーンと反響して北大路さんの顔に苦悩や迷いが渦巻いた複雑な表情がよぎり、直後、阿修羅のような恐ろしい顔に・・・


それにしてもあのキーンって耳鳴りのような不快な音に、またさらにドカーンと音楽をかぶせる、ってどうなんですか・・・。わたしにはうるさすぎでした^^;
あんな迫力のある北大路さんの顔の映像があるんだから、余計な音は入れないでほしいです・・・。

そしてやはり西田敏行さんが出てくると画面に見入ってしまいます。来週の予告には出ませんでしたが、大川大臣(西田敏行)が自分の収賄をリークした人間が誰なのかを知るシーンはあるんでしょうか。もしそういうシーンがあるとしたら、主人公の鉄平が事実を知るシーンよりもむしろ一番の見どころになるんじゃないかと思います。

来週もどうしても見たい!と思う面白さはないけれど、ホントだったらお金払う映画並みのスケールのものをタダで見れるっていうお得感で、毎週見ちゃってます。期間限定とか・タイムサービス割引とか、そういうのに近い感覚なのよ。(前にねこでこさんのブログにもコメントしたんですがまた同じこと言ってます^^;)

これからもゆるぅく見続けるでしょう・・・・・。


以下のあらすじは公式サイトより・・・

万俵鉄平(木村拓哉)の会社、阪神特殊製鋼が開発した新素材を、アメリカンベアリング社が、高く評価し、全米自動車業界へ大々的に展開させたいと申し出てきた。それは世界最大の鉄鋼国アメリカへ進出するという、日本鉄鋼業界の悲願を実現するということであった。
同じ頃、金融再編を急ぐ大蔵省では、連日のように都市銀行同士の合併案が討議されていた。

銀行の生き残りをかけて、小が大を食う合併を目論んでいた阪神銀行の頭取・万俵大介(北大路欣也)は、三栄銀行の吸収合併を画策していたが、有力取引先への根回しは済んでいるものの、決め手となる弱点を掴め切れずにいた。このままでは、阪神銀行より大きな三栄銀行に飲み込まれてしまうだけだと案じている大介は、その弱点探しを徹底させる。

そんな大切な時期に、もうひとつ大切な行事が万俵家一同を待ち受けていた。銀平(山本耕史)と安田万樹子(山田優)の結婚式だ。その披露宴会場は、さながら政財界のパーティーのようであった。大蔵大臣の永田格(津川雅彦)、元通産大臣の大川一郎(西田敏行)、そして、その二人の出席を微笑んでみているのは、新婦の父・大阪重工社長の安田大左衛門(石田太郎)であった。

彼は大介に、時期総理候補二人とパイプを築いている万俵家と親戚になることで鼻が高いと喜んだ後、大介が合併先として目をつけている三栄銀行の噂話を話し始めたのだ。それは、三栄銀行から政界への闇献金の話であった。しかも、その闇献金を受け取っているのは、鉄平の義父で次期総裁候補の大川一郎だということが発覚する。
ところが、順調に見えた鉄平の会社にも、急を告げるニュースが飛び込んでくる。


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コメント 4

momo

見~た~よ~~~。
キムタクに感情移入なんてできないやい!!!
社会人生活が長くなると世の中キレイごとだけでは回らないってことがわかってしまってるから余計ムリ。。。
まだ銀平さんのが共感できる。

それにひきかえ北大路欣也さんの台詞なし・表情のみの演技の凄さったら・・・。もう素晴らしい!!
さらに西田敏行さんの迫力もイイ!!
やっぱ格の違いか・・・・・
あと音楽がうるさすぎる~~~。余韻に浸らせてくれ~~~(T_T)
by momo (2007-02-06 00:28) 

banana

ももちゃん、こんばんは❤
思い直したんだけど作ってる人たちもあれだけのお金かけてスタッフだってすごい人ばっかりなんだし、北大路さんと西田さんが圧倒的にかっこよく映ってるのがわからないはずがないと思うんだよね・・・
実はもともと最初っからあのお二方にスポットライトをあてるつもりで作ってるんだ・・・・、と思ってきた。
30とか40そこそこぐらいの若いプロデューサーさんたちが、わたしと同じ感覚で単純に「やっぱすげえよ、北大路欣也!!オレ欣也さんにすっかりラブ!♡♡♡」みたいなかんじで撮ってるドラマなのかなー、と思ってきたよ(笑)
by banana (2007-02-06 21:42) 

ねこでこ

bananaさん、こんにちは~!
やっと録画してた4話目を見たので、今ごろノコノコやってきちゃいました。
そうそう、今週も「タイムサービス割引」気分(笑)で観てしまいましたが、
今週はかなりお得感いっぱいというか、北大路さんと西田さんの演技に引込まれてしまいました~!これよ、これ!こういうのを待ってたのよ!って感じです。
それに比べて、全く現実感のないというか理解できないお家騒動を、ペラペラした人物描写の演出のみで見せつけられても、視聴者は同情する気になれませんものネ~。原作は、もっと相子にしても寧子にしても、どうしてこういう行動をとってしまうか・・・の描写がきっちりと立体的に描かれているんので引き込まれるんです。

>鉄平の存在感がどんどん薄くなっていくのはナゼだろう・・・。
たぶん言ってることがすべてキレイゴトすぎるから人間味が感じられないんだわ。原作どおりなのかな、これって

原作の鉄平は、現時点であんなに上っ面な怒りを父親や相子にぶつけたりしてないんですよネ。どちらかというと主役の大介が一方的に鉄平に対して様々な疑心を起こしつつ、父としての威厳もある。鉄平はそういう父親の仕打ちに悩みながらも、なお父親として尊敬している部分が大きいというか。。。
ここまでくると、演出とか脚本側が、主役を鉄平にして鉄平の感情をの部分を前面に出したというか、原作の鉄平とは違う、キムタク仕様の鉄平をわざと作っているような気がするんですよネ。私の勝手な解釈ですけど。
来週の予告のお家騒動場面もかなりオリジナルが多そうです
by ねこでこ (2007-02-08 10:31) 

banana

ねこでこさん、こんばんは~~~♡
かゆいところに手が届く解説、感謝です!

>鉄平はそういう父親の仕打ちに悩みながらも、なお父親として尊敬している部分が大きいというか。。。

ふむふむ、なるほど。
鉄平の内面は本当はそういうふうに描写されているんですね。
以前ねこでこさんから解説のあった通りの「すっごく性格のいい優等生な鉄平」のまっとうな反応ですよね。
そういう鉄平のほうが上品でわたしの好みだなぁ。
ずいぶん原作をいじっちゃってるんですねぇ。
これが今後どう響くかですよねー。
今の時点ではあんまり成功してるようには見えないなー^^;
キムタクに必要以上に怒ったウルサイ演技をさせるのを「原作の上品な鉄平よりもキムタクの良さが出る」と思ってしまう感覚と、
いらないところで必要以上にウルサイ音楽を流す感覚には通じるものがある気がします・・・・
せっかく豪華幕の内弁当みたいなドラマなので、クドいコテコテの食材入れすぎて味が濃すぎて飽きてもう食べたくない!みたいになんないようにしてほしいですよね・・・・^^;
by banana (2007-02-09 23:11) 

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