SSブログ

華麗なる一族 第2話 過去の悲劇と真実 あらすじ&感想 [TV]

キャストの豪華さにも慣れてきて今回はクラクラしたり圧倒されたりもせずにふつうにラクに見てしまいました。

複雑で重厚で難しい・・・と表現されることの多いこのドラマではございますが、噛み砕いてしまえばなんだかんだ言ってベタなお話。時代背景と、万俵家の人間関係、会社関係の基本情報さえ理解してしまえばあまり真剣に見てなくてもすごくわかりやすいストーリーなんじゃないでしょか。
登場するヒトたちもありがちでわかりやすい性格ばっかり。非情な経営者でありながら、実は親子の確執や嫉妬に思い悩む父親、熱血漢で理想に燃える長男、クールで割り切った考えの次男、虐げられながらも夫につくす妻・・・・などなど・・・昔からあるオーソドックスなドラマでよく出てくる馴染み深い性格ばっかりです。
今後も期待通りにわかりやすく進んでいくだろうという妙な安心感があるので来週も見てしまうでしょう。
このドラマに金色のカガヤキを添える鯉ロボットの”将軍”もまたまた期待通りに登場していました(笑)
しかも今週は主人公・鉄平の人生相談まで引き受けるという活躍っぷり。コレって・・・・原作もこうなんですかね(笑)

ついに万俵鉄平(木村拓哉)は高炉建設という夢に向かって歩き始めた。彼は建設が成就するまで、帝国製鉄による故意の供給遅延を何とか凌ごうと従業員たちを鼓舞していた。鉄平は従業員たちにも高炉建設の決定を告げたのだ。拍手と歓声で迎えてくれた従業員たちとは相反して、経理担当常務の錢高(西村雅彦)は溜息をついていた。それもそのはず、実は、メインバンクである阪神銀行からの融資の回答は未だに届いていなかったのだ。

高炉建設の決定を聞いて何より喜んだのは、鉄平を慕っている四々彦(成宮寛貴)だ。彼は、その決定を聞いたその日に、鉄平に妹の二子(相武紗季)と付き合っていることを伝える。鉄平はその報告にとても喜んだ。万俵家という歪んだ家庭環境で育った妹が、地位や名誉に関係なく純粋に人を好きになっているということに…。

二子(相武紗季)ちゃんのシャネルっぽいツイードのまっ白なスーツがレトロでかわいかったです。
オートクチュールなお洋服を着たお嬢様が汚い食堂につれてこられて戸惑う、っていう図もよくあるパターン。
これからは毎回、相武紗季ちゃんと成宮くんの爽やかな恋のエピソードでドロドロドラマの緊張感に一休み、ってところでしょうか。

一方その頃、父・大介(北大路欣也)にも激動の波が押し寄せつつあった。永田(津川雅彦)が大臣を担う大蔵省が金融再編の動きを急速に加速していたのだ。メガバンクが存在しない日本では海外からの代金融資本に太刀打ちできないため、12行ある都市銀行を4行か5行に纏め上げようとしていたのだ。今まさに、大介のところに、阪神銀行の大亀専務(武田鉄矢)と芥川東京支店長(小林隆)がその、吸収合併される銀行が関西の銀行らしいという報告に来ていたのだ。

危機を感じた大介は、急遽大蔵省主計局に勤務する娘婿の美馬(仲村トオル)を呼び出し、大同銀行など都市銀行預金順位5位から9位の、大蔵省門外不出の極秘文書を揃えて欲しいと頼んでいた。

公式のあらすじでは銀平さんのお見合い関係は省略されてましたねー。
今回も銀行員な七三分けに「ピシッ」と音のしそうなスルドくも冷たい目の銀平さんでございましたがこれといった出番もなくなんだか悲しい。そして銀平さん(ラブ)の相手役がなぜ山田優・・・・(ため息)
銀平さん以外でわたしが好きなキャラは、原田美枝子さんの寧子さまと、仲村さんの美馬です。
寧子さまは、最近とんと見なくなった絶滅危惧種「耐える女・つくす女」ですねん・・・。
鈴木京香のやり手な悪女っぷりと対極をなしております。
目立つ華やかな技巧を駆使し時にはソロで主旋律さえ奏でているのが相子なら、しっとりとひそやかな存在感でドラマに厚みと深みを加えてるのが寧子さまでしょうか。
あの品の良い素晴らしいお召し物は京都の老舗の呉服屋さんが提供してるそうです。
テレビで見てもあれだけウツクシーんだから実際にはどれだけのものなんでしょうか。
ちなみに美馬さんが好きな理由は単にスーツとメガネが似合うから(笑)(←フェチ)

時期を同じくして、預金量都市銀行第5位の大同銀行の三雲頭取(柳葉敏郎)は、鉄平の阪神特殊製鋼への多額融資を決定していた。

大同銀行の常務のセリフはちょっとシラけましたわー。「日銀出身の方はすぐ理想をおっしゃる。」「行員たちが苦労をして集めた預金です。1%でも失敗の可能性のある融資は避けるべきではないでしょうか。」・・・って、まったまたーぁ。キレーゴト言ってるのはどっちなのさ。いくら昭和40年代だってノーリスクの融資先なんてものはないですから。こういう意味不明な子供だましのイイコぶったセリフに喜ぶ人がいたら見てみたい。大人を対象にしたドラマでしょー?これ?

なんだろなー・・・お料理でいえば、素材がそれだけでも充分美味しくて最高級のものなので、多少調理法がヘタだったり、ソースや調味料やつけあわせが安っぽくてもけっこう美味しく食べれちゃう・・・みたいなかんじでした。
とりあえずグラム一万円の最高級和牛だからありがたく最後まで残さず食べときましょうか、やっぱ高いだけあって美味しいしね、みたいに自分を納得させながら食べてるかんじです。
絢爛豪華だけどなんとなく物足りなくて「素晴らしい!大満足!」と賞賛する気持ちにはなれないの。(えらそうですいません^^;)

ま、でも日曜の夜のドラマですからあえて見る人みんなが親しみをもてるようにしてくれるんですよね、きっと。ゴージャスさや高級感を味わいつつも、気楽な昼ドラ感覚でツッコミつつ見られるドラマ。それを「なんか軽くて物足りない」と思うのが間違いなのかも・・・。


nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(8) 
共通テーマ:テレビ

nice! 0

コメント 4

ads(あず)

こんにちは~。
このドラマを料理に例えましたか。
もう何だかいろんなものを出されて、
どれから手をつけてよいか分からなくなるくらい。
といった感想は初回話の時に思いました。
今は少しずつ慣れてきたかな。
でも、多くを語れないという難しさはありますね(苦笑)。
by ads(あず) (2007-01-23 00:23) 

banana

あずさん^^

コメントありがとうございます!お返事遅れてすいません。

>どれから手をつけてよいか分からなくなるくらい。

ホント、豪華なものが多すぎて何に焦点をあてて見ていいのかわかんなくて視線があちこちにさまよってしまっています。
鉄平さんに感情移入できればもっと入り込めるんだろうケドなー。

>多くを語れないという難しさはありますね(苦笑)。

はい。おっしゃるとおり・・・・^^;
なんだかまだ2回目になってもまだひたすらずっと「これってお金かけてて豪華ですごいドラマなんですよ」という説明をうけているかんじ・・・
そして、たしかにお金かかってるなーと思うし、豪華だし、すごいし、ホントに役者さんはすばらしいし・・・・
でもナマイキなようですが、いまのところはまだわたしの中では「すごく豪華な昼メロドラマ」ぐらいのかんじにしか思えなくて・・・
今後の展開でもっとダイナミックな感動を呼ぶドラマになってくれることを望みます・・・・・・
by banana (2007-01-24 09:30) 

keikoda

bananaさん、こんにちわ。
すごい力入った感想ですね!トラバさせてもらいました。
うーん、そうね。ちょっと昼メロくさいですよね。原作もそうだし、演出家も狙っているんだろうから、これは直らないかもね。
もちろん鉄平さんも直らないと思います・・・・
マリー・アントワネットは見ましたか? 私は週末でと狙ってます。
by keikoda (2007-01-25 00:12) 

banana

keikodaさん^^
トラバありがとう^^レス遅くなりました!「華麗・・・」には注目してますけど「のだめ」のときみたいに愛情いっぱいに見てるわけでもないんで・・・。比べたら100分の1ぐらいの力加減です~~。
>これは直らないかもね。
ありゃー。直らないですかね・・・・。keikodaさんももう原作読んでるんだ~~。わたしもチラッと読みましたが、テーマが重いわりに読みやすいですよね。

>マリー・アントワネットは見ましたか? 

あれだけ騒いでおいてまだなんですよ~。今週は用事が多くて・・・
来週か再来週になりそうです。
keikodaさん週末見たらレビューしてくださいね~~^^♪
by banana (2007-01-26 11:26) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 8

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。