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エターナル・サンシャイン・・・ヘンで疲れるけど泣けました・・・ [DVD・映画]

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

エターナル・サンシャイン DTSスペシャル・エディション

  • 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ
  • 発売日: 2005/10/28
  • メディア: DVD

このDVDのジャケット、クラシックですよねー・・・。雪なんか降らせちゃって冬ソナかい。
イマドキここまでちょー甘甘なのも珍しいですなー。
この映画のコピーも「もう一度恋がしたくなる」とか「たくさんの“切ない”がつまった」とかで
なぜか『号泣系正統派ラブストーリーである!!』と言い張ってるのですが・・・
これ、かなりクセのある変わった映画なので、なんでこんな宣伝の仕方してるのかナゾです。
わたしはツボに入って面白かったんですが、万人に受け入れられる話じゃないっすねー。

ジム・キャリー、ケイト・ウィンストレット、イライジャ・ウッド、キルスティン・ダンスト・・・
出演者の名前を見てハリウッド的単純明快なエンターテイメントを期待するととんだ肩透かし。
記憶と愛情をテーマにしたわかりにくくて面倒くさいストーリーの脚本は、あのすごい変な映画「マルコヴィッチの穴」と同じチャーリー・カウフマンだそうです。
映像がホラーっぽくて暗かったり揺れたりブレたり滲んだりして目が忙しい。
音楽も古いレコード・プレイヤーから流れてくるようなざらついた音。
現在・過去・未来・現実・妄想・幻想が全部ごちゃまぜのまま、どんどんストーリーは流れていきます。矛盾と意味不明さに「あれれ?」と思っても、その混乱が逆に面白いかも。

わたしはラストでじんわりググッときて泣いてしまったんだけど、「ぜんぜん泣けなかった。つまらん。」という人も多い映画みたいで・・・^^;
変わってて疲れるし重いし暗いけど、わたしにとっては「ピュアで切ないラブストーリー」でした。
最初は「うわっ、いやだなー、こういう女」と思ってたヒロインでしたけど、最後はとてもかわいく見えました。


nice!(2)  コメント(5) 
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ken

ストレートな作品を好む人には、受け入れてもらえない作品でしたね。
でもだったらチャーリー・カウフマンの映画なんか観るなよ、と言いたいんですが
そういう人はカウフマンの名前も知らないわけで(笑)
いずれにしても映画会社の観客動員したいがための悪巧み宣伝文句には
騙されるなと言いたいです。僕は好きですけどね、この作品。
by ken (2006-06-29 14:45) 

banana

kenさん、はじめまして!コメントありがとうございます^^
わたしもカウフマンってへんな人で面白いなーと思います。へんな人好きなんです(笑)
最初はただのメチャクチャな映画でわけわからないまま終わっちゃうのか?と思ったりもしたんですが、最後に「ああ!ここがあそこにつながってこうなるのか!!」みたいないろんな疑問が解決するスッキリ感があるのもよかったです^^
しかし楽天的で甘く終わるラストだけですよね、「正統派」っぽいのは。

>映画会社の観客動員したいがための悪巧み宣伝文句

はー。そうなんですよねー。単純で明快な映画はわたしももちろん嫌いじゃないですが、こういう宣伝の仕方は、この映画のひねくれた面白さを否定してるみたいでなんだかカチンときてしまいます。作った人に失礼ですよ!
「面白くない!」という文句をいう人も、こういう売らんかなの宣伝に騙されて「話が違う!」と怒ってるんでしょうから、やっぱり一番悪いのは配給会社です!!!

長いレスすいません^^;おつきあいありがとうございました・・・
by banana (2006-06-30 09:20) 

banana

u_yasuさん、ナイスありがとうございました!
by banana (2006-06-30 09:21) 

auster

私もいい映画だと思いますよ。音楽もいいし。…しかし「ヒデキ還暦」までって(笑)。こんなのあるんですね。
by auster (2006-06-30 20:40) 

banana

austerさん、はじめまして。コメントありがとうございます。
共感してくれてうれしいです^^音楽良かったですよね^^あえてザラっとしたかんじになってたりしてセンスいい~

>しかし「ヒデキ還暦」までって

お!ひさしぶりにそこに注目してくださる方が!(笑)ヤングマンが還暦ですからね。お祝いしないと。
by banana (2006-07-02 03:09) 

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